《ワーホリから帰国後に後悔》多くの人が陥ってしまう危険な状況とは。

 

前回は、

 

「ワーホリから帰国後に大変だといわれる本当の理由」

 

について大枠の話をしました。

 

今回は、前回の記事で触れられなかった具体的な内容について書いていきたいと思います。

 

前回の記事では、帰国後大変だといわれる本当の理由として

「日本の環境に適合できない」

ということを挙げました。

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これは簡単に言うと、

「海外にいたときの感覚のまま日本で生活」

してしまうということを指しています。

 

具体的に言うと、例えば

 

•思ったことをズバズバ言ってしまう。

•仕事で感情を出しすぎたり、適当な働き方になってしまう(ここでいう適当というのは、日本のキチキチっとした働き方と比べてという意味です)

•時間にルーズになる(日本と比べての話)

 

などがあります。

 

これらはいずれも

 

「海外ならこうだったのに何故日本ではダメなんだ?」

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という考え方が根底にあって、

日本の環境が窮屈に感じてしまう状況です。

 

しかし、

周りの人が海外生活をした人たちで囲まれていればその主張は理解されますが、

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日本で生まれ育って海外生活をしたことがない人からしてみれば、

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全く理解されない主張になってしまいます。

 

それどころか、

「海外かぶれのミーハーな奴」

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という見方をされて、1人孤立して浮いた存在になってしまいます。

 

 

そして、行き着くところは

「そんなに海外が良いなら、海外で生活すれば?何で日本にいるの?」

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と言われてしまう始末です。

 

 

この辺については、帰国した当初

エネルギーに満ち溢れているので、きっと

 

「自分は自分なんだ。自分を押し殺してまでこの環境にいる必要はない」

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と思う人が多いと思います。

 

そして、

「こんなに窮屈なのはきっとこの環境がダメなだけなんだ。自分に合った環境がきっとある。」

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そう思って、

その後環境を変える選択をすることになるかと思います。

 

しかし、いくら環境を変えようと

「自分に合った環境」

というものが見つからず

半年後には最初にあったエネルギーもだんだん薄れてくることになります。

 

これは日本の社会や文化の中で生きていくということは、自分を変えてそれに適合させる必要があるにも関わらず、それができずに孤立してしまっている状況を指します。

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実はこれが結構難しい問題で、

 

海外では

「自分というものを持つこと」

求められてそれに適合して生活してきたにも関わらず、

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帰国したら今度は

「自分というものを押し殺して生きること」

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が求められるという逆戻りの状況が生じ、自分の中で矛盾が生じてしまいます。

 

日本から海外に行くときにはその環境に適合できたのに、

海外から日本に帰ってきたときには日本の環境に適合できない。

 

そんな状況に直面します。

 

これは、

「海外の環境や考え方が自分に合っていた」

 

ということにもなるのですが、

それを日本の環境にも適用しようとして上手くいかない状況がしょうじています。

 

帰国したら日本の環境にまた適合できれば良いのですが、

 

「適合する=居心地が悪い。窮屈なこと。」

 

という風になってしまって、

それができません。

 

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いわば海外の環境で揉まれて

「自分は成長した」

と思って帰国したのに、

その成長が日本では認められない状況が待っているといえます。

 

※ここでは帰国後、日本の会社に就職した場合のことを言っていますので、自分で起業したり外資系企業で働く人はあまり当てはまらないかもしれません。その点はご注意を‼︎

 

海外では

「物事をストレートにわかりやす伝える文化」

があり、

日本

「察する文化」

があります。

 

これは別の言い方をすれば

 

海外

「個を重視」

するのに対して

 

日本

「集団の中での協調を重視」

することを意味しています。

そのため、

「出る杭は打たれる」

という言葉にあるように、

協調を無視した行動」

をとる人は日本社会の中では淘汰されていきます。

ほどはないにしても、現代の社会ではまだ根強くこの考えが残っているのが現実です。

 

 

日本に帰ってきて凄く違和感があったのは、

 

「他の方のご迷惑になるので、ご遠慮ください」

 

という言葉。

 

他の人の迷惑になるからやらない。

 

という考えは、

「自分がどうしたいかということよりも先に相手がどう思うか?」

を考えて行動することを求めています。

 

そして

「ご遠慮ください」

という言葉もそうです。

 

日本人であれば

 

「遠慮する=してはならない、しないようにする」

 

と捉えると思いますが、海外でこのような表記は見たことがありません。

※自分の経験不足で見てないだけなら、すみません。

 

遠慮するという言葉をそのまま捉えるならば、

 

「してもいいけど、なるべくしないで」

 

っとなります。

 

具体的な例でいえば、

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「タバコをここで吸うのはご遠慮ください」

という言葉。

 

日本人であれば、

「あっ周りの迷惑になるから吸ったらダメなんだな」

とわかるものですが、

 

日本人以外の人であれば

 

「遠慮くださいと書いてあるので、タバコを普段は3本吸うけど、今回は遠慮して1本吸うことにしよう」

 

という発想になるかと思います。

 

ここにも日本独特の、

 

「その言葉から察する」

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ということを暗に相手に求めているものだと言えます。

 

海外は、

ダメなものはダメと直接的に表現するので、大抵は

「禁止」

という言葉が書かれているかと思います。

 

このような文化ともいえる環境の違いがあるので、いくら海外でやってきたことを日本の環境で同じようにしようとしても上手くいかないことが多いといえます。

 

物事の進み方、考え方が違うのです。

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前回の記事でも書きましたが、

 

「郷に入っては郷に従え」

 

この言葉につきるわけです。

 

しかし、それが

日本から海外に行ったときにはできたのに、

海外から日本に帰国した後はできなくなる。

 

実はそこがこの

ワーホリから帰国した後に生じる最大の問題

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だといえるのです。

 

自由な感覚で過ごせていたのに、

日本に帰ってくると窮屈で憂鬱な気分になる。

 

これをこじらせると、になったりする人も中にはいます。

 

現に私の知人は帰国後、これに苦しんで鬱病になった人もいます。

 

「自分は大丈夫だ!」

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と思っている人が1番危ないので、この辺のことは帰国する前によく考えていた方がいいかと思います。

 

海外にいると、自信やエネルギーに満ち溢れてて

「何でもできる!」

「何でもやってみよう‼︎」

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という気持ちになるので、この辺のことは

イメージし辛い

かもしれませんが、

日本に帰ると時間の経過と共に知らないうちにこのエネルギーが吸い取られていきます。

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そのため、

「こういうことがあるんだなぁ〜」

という程度でも良いので知っててもらえれば、帰国後こういう状況に陥ることを回避できるかもしれません。

 

 

何かいろいろと書いてきましたが、

「このことを知ってるのと知らないのとでは大きく違う」

と思ったので、

少しでも皆さんのお役に立てれば

という思いで、ここまで書いてきました。

 

っとここまで

ワーホリ帰国後のネガティブな話をしてきましたが、くれぐれも

皆が皆そうなるわけではないので安心してください!

 

このことを知らないで帰国した場合に、1番陥りがちなことを紹介したものですので、

皆さんはすでにこの記事で「知った」

ことになるので

この状況に陥ることはないと思います。

 

また、外資系企業や自分で起業したりする人であれば、そのまま海外にいたときの感覚である程度過ごせると思うので、これを知ったうえで

 

「帰国後に自分はどうしたいのか?」

 

ということを真剣に考えて帰国することをおすすめします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう!

 

それでは!

 

 

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※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。