ワーホリを決断させた、人生観が変わる本をご紹介
今回は、
ワーホリを決断させてくれた、
「人生が変わる本」
について紹介していきたいと思っています。
過去の記事をカテゴリーごとにまとめていますので、ワーホリや留学に関することを知りたい方は下記をご確認いただければと思っています↓
※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。
①はじめに
私がワーホリ後、人生の中で大切にしていることは
「自分が何を望んでいるのか常に考えて行動すること」
「今を生きるということ」
です。
このことって
言葉にすると簡単なように見えても、実行するとなると実は難しかったりします。
それは、
○自分の置かれている環境だったり
○人間関係だったり
見えていないだけでいろんなしがらみの中に私たちは立たされている
からです。
私がワーホリに行きたいと思ったときも、そうでした。
決断に迷いを与えるのはいつもこのしがらみでした。
そんな私が、勇気を出してワーホリに行くことを決断することができた要因の1つとして、
ある本の存在
がありました。
それは、
という本です。
②人生観が変わった本との出会い
この本とは
運命的な出会い
だったと思っています。
というのも私自身、
本を読む習慣が全くなく、読むとしたら漫画や雑誌程度の人間
だったからです。
そんな私が高校生のある日、本屋に立ち寄った際に
たまたま小説や海外文学などが並んでるコーナーに立ち寄る
ことになりました。
普段はこいったコーナーで立ち止まることはないのですが、
その当時は高校で「読書の時間」のようなものがあり、その時に読む本を探す必要があったため、
半ば仕方なく立ち寄った感じでした。
そして、いろいろな本が並んでいる中でたまたま取った本が
「アルケミスト 〜夢を旅した少年〜」
という本だったのです。
この本が私の人生観を変えてくれました。
とはいっても、
アルケミストで言っていることが本当の意味で理解できたのは大学を卒業した20代半ばから後半
にかけてでした。
この本に出会った高校生の頃の自分は、
「言葉としては理解できても、私たちの人生において大切にしなければならないところ」
について、
本当の意味で理解はできていません
でした。
それは恐らく高校生という年齢が、
将来の可能性がまだ無限大にある年齢
だったからだと思います。
しかし、
年齢の経過と共にその可能性が狭まっていく感覚に段々と気づいていく
ことになります。
そして、その時々で
アルケミストの本で言っていたことの言葉が思い出され、段々と理解できるようになっていきました。
もちろん、今の自分は
「年齢の経過と共に可能性が狭まっていく」
とは考えてはいないですが、
「何かやりたいことをするとなると、年齢の経過と共にそのために犠牲にするものが大きくなる」
というのは今でも感じています。
それを
「可能性が狭まっている」
と捉えるかどうかは人それぞれだとは思いますが、
少なくとも当時の自分には、
「可能性が狭まっていく感覚」
に触れなければ、アルケミストが伝えようとしている本当の意味を理解することはできなかったと言えます。
③アルケミストのあらすじ
ある日、羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出ました。
旅の目的は、
彼を待つ宝物が隠されているという夢
を確かめるため。
彼は旅の途中で、これまで長い時間を共に過ごした羊たちを売る決断をして、ピラミッドを目指します。
少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学びながら、目的の宝物と出会うことになります。
それではこのストーリーを通して何を伝えているのか?
について見ていきたいと思います。
④この本が教えてくれること
これは私なりの解釈になりますが、このアルケミストが1番伝えたかったことというのは
自分の人生を探求することの大切さ
についてだと思っています。
自分の人生について向き合い何かを決断しようとすると、必ず選択を迫られることになります。
それは大別して2つあり、
①自分の望んだ通りに生きるのか?
②諦めて生きるのか?
という選択が求められます。
そしてこの選択を通して、
自分がどのように生きるのか?
ということについて、この物語の中で顕著に描かれています。
この物語の中で、
「夢を追うのをせずに、パン屋になった人」
が登場するシーンがあります。
その中で主人公のサンチャゴに対してパン屋の店主を指差して、ある人が言った言葉が
「あのパン屋の店主も、子供の頃は旅をしたかった…」
「しかし、パン屋の方が旅をする羊飼いより立派な仕事だと思った。」
「あの男は歳をとったら旅をするつもりのようだが、自分の夢見ていることをいつでも実行できることに気づいていないのだ。」
「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ。」
というものでした。
これはつまり
結局、人は自分の夢や希望があっても、
○他人がどう思うのか?
ということが大切になってしまい、その選択を他人からの評価でしてしまっていることを意味しています。
そして、
「自分の夢は後回しにして、歳をとったら自分の夢を実行する」
という考えで選択を行うことを意味しています。
これは
「自分の夢がいつかできる」
と思っているからできる選択で、でも実は
「いつの間にか、"いつでかできる"もので無くなっていたりする」
のです。
この本の中ではこのことを、
「不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませるのだ」
という形で表現しています。
正直な話、ワーホリに行くまでの自分はまさにこの状況でした。
私の場合は、
本当にやりたかった海外での生活(留学)というのを優先せず、
親を納得させるためだけに会計士試験の勉強を開始し、地獄を見てきました。
※その辺については、以前の記事に書いてありますのでこちらをご覧ください。
私の場合、運のいいことにギリギリのところで選択をして、
アルケミストの主人公であるサンチャゴ側
の人間になることができました。
もしあの時、ワーホリに行くことを諦めていたら
きっと私はパン屋の店主と同じ運命
を辿っていたと思います。
そして夢を諦め何十年もの間、生活のために一生懸命働いてきたサンチャゴの父親のように、
捨てきれない夢を抱えて人生を終える
結果になってしまっていたと思います。
ただ、この物語の中では
「夢を諦める選択をした人たち」
を否定するようなことはありません。
なぜなら、人生の選択に
他人が「正解」かどうかを判断することはできない
からです。
つまり、その選択が
「正解だったかどうか?」を決めるのは紛れもなく自分自身
であり、それ以外の何者でもないといえるからです。
夢を諦める選択をした人たちも、今の現状に満足しているのであればそれはその人にとって悪いことではありません。
ただ、
「あの時こうしていれば良かった…」
などと後悔をしながら生きている人たちにとっては、その選択が正解ではなかったということを、
本人たちが身をもって感じていることなのではないかと思います。
こういったように、この本では
自分がどう生きていくのか?
ということを教えられる内容になっています。
⑤実際に行動してみて
私は、アルケミストのサンチャゴのように
夢を追う方の選択
をしました。
その結果、
「過去について全く後悔することがない」
状態で日々の生活を送っています。
それはきっと、
自分自身と向き合い、自分自身の心の声に従って行動をしたからだ
と思っています。
この本の中で、
「夢を追求している時は、心は決して傷つかない。」
「それは追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ。」
「僕が真剣に自分の宝物を探している時、毎日が輝いている。本気で宝物を探している時には、僕はその途中でたくさんのものを発見した。」
「挑戦する勇気がなかったら、決して発見することができなかったものだ」
という場面があります。
ワーホリをしている時の私は、まさにこの状態でした。
ワーホリ前に考えていたリスクや不安も、
いざ実行してみると毎日が輝いていて、何の恐れもありませんでした。
そして帰国する日近づいてきても恐れはなく、逆に達成感と幸福感で満ちた状態でした。
このことを私は自らの経験を通して知ることができ、
私の人生観の一部となった
ことがこの本と出会って本当に良かったと思えるところだと感じています。
ワーホリに行こうか迷っている人はもちろんですが、
それ以外の人でもこの本を読んだことがないという人は
「人生観が変わる本」
だと思いますので、是非読んでみてください。
きっと後悔はないと思います。
それでは、皆さんの人生が良いものになることを祈ってこの記事を終わりたいと思います。
ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。
次の記事もよろしくお願いします。
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