オーストラリアのワーホリで、ハローワークに行って仕事を探してみた。
この記事は、
•ワーホリをしたいけどお金がないから出来ないと諦めようとしている方
•ワーホリってどんなことをするのか?
•30歳ギリギリでワーホリを考えている方
•ワーホリの仕事探しはどうやってするのか?
などの悩みを持っている方の役に立つ記事ではないかなと思います。
そして、前回はワーホリ10日目までの、お金の動きについて見てきました。
前回までの状況を確認されたい方はこちらをご覧ください。
所持金は$643。
この後どうなってしまうのか⁉︎
今回は、
ワーホリ11日目以降
について書いていきたいと思います。
〜ワーホリ11日目〜
前日にオフィスワークでレジュメを印刷した自分たちは、あとはそれを
ひたすら配るだけの状況
でした。
レジュメを配る際は選り好みせずに、とにかく配ることを意識してましたが、それでも内心は
「カフェなんかで働けたら良いなぁ〜」
なんて気持ちでレジュメを配っていました。
ワーホリをしている人の間で、
シティジョブとファームジョブ
という言葉を良く聞きますが、私の場合
「シティジョブ=カフェ」
のイメージが強くあったからです。
なぜなら、ワーホリをする前にワーホリのブログを読んで情報収集していたときに、
カフェで働いてる人が多かったため
「シティジョブ=カフェ」
という意識が知らず知らずのうちに定着していました。
また、
自分自身もコーヒー大好きだった
のでカフェでとりあえず働けたら良いなという気持ちでした。
何より嫌でも英語を使う環境なので、
•お金も稼げる
•英語力もつく
•大好きなコーヒーと接することができる
という、メリットだらけの仕事だと思っていました。
しかし!!私が今いるのは冬のタスマニアです。
もちろん、このような淡い期待は時間の経過とともに打ちのめされていきました。
私が情報収集したブログの大半は、
シドニーやメルボルンなどメインランドでワーホリした人たちのものばかり
で、仕事の数や季節などを考えても、このタスマニアでカフェの仕事をゲットするのはかなり難しい状況だといえます。
知り合いの紹介などがない限り、お店側もわざわざ雇用制限のあるワーホリを雇うようなことはしないからです。
日本でもそうですが、
田舎よりも都会の方が仕事の数も多く、いろんな選択肢があるといえます。
ド田舎であるタスマニアで、特段のスキルもオーストラリアでの職務経験も英語力もない人が仕事をゲットするのは至難の技だといえます。
この辺が、タスマニアのワーホリをした方のブログで良く見る
「タスマニアは仕事がない」
という話に繋がってきます。
当時、
タスマニアで仕事をゲットするのに絶望的な状況にあることを知らない自分たちは、
お金もわずか$600程度しか残ってない中
で、少しの淡い期待をしながらレジュメを配っていました。
ワーホリ11日目は、ホバートシティーの中心の目のつく殆どのお店にレジュメを配りました。
•カフェ
•パン屋
•中華料理屋
•タイレストラン
•スーパーマーケット
•Sushというテイクアウト専門の寿司屋
•何かよくわからない飲食店
などなど、とにかく配りまくりました。
レジュメを配った殆どが飲食店だったので、
極貧で食事もパンくらいしか食べていない私は、
いろんなお店を訪れる度に
「あ〜こういうのが普通に食べれる日が来ると良いなぁ〜」
なんてことを考えながらレジュメを配っていました。
そしてこの日は特に買い物することなく、既に買ってあった食材を食べました。
そのため出費はゼロでした。
〜ワーホリ12日目〜
現地に住んでいる妻の知り合いから、
「Centrelink」
という場所を教えてもらったので、そこに行くことになりました。
以前の記事でも書きましたが、私の妻は学生の頃タスマニアに1年間住んでいたので、知り合いが何人かいました。
今回紹介してくれた人はその中の1人で、1番自分たちが頼りにしていた人だったのですが、運の悪いことに今その人は南アフリカに1ヶ月ほど居るらしく、
それでも何か出来ることをということで、いろいろ情報を提供してくれていました。
今回教えてもらった、
「Centrelink」
ですが、日本でいう所の
になります。
当時は自分たちはハローワークという認識を持ってそこに行ったわけではありませんが、何か仕事をゲットするのに繋がればという思いで足を運びました。
ちなみにCentrelinkのホームページは下記になります。
とはいっても、日本のハローワークに行った方はわかるかと思いますが、ハローワークでやることは
•職員に相談して希望の職種を紹介してもらう
•ハロワ のパソコンで最新の求人情報を探す
•職業訓練など
だと思います。
職業訓練を除けばオーストラリアも大枠では同じですので、
「Centralinkに行く=仕事がゲットできる」
というわけではありません。
実際に行ってみて相談員の人にも話しましたが、結局は
専用のパソコンで求人検索
することになりました。
ここで勘の良い方なら察したかと思いますが、
パソコンで検索したところで自分たちが働けそうな仕事は見つかりませんでした。
殆どが正社員や長期の仕事ばかりで、ワーホリができるような短期の仕事だったり、カフェの仕事などは載っていませんでした。
考えてみればそれは当然で、
ハロワ は現地で生活している人が対象
であって、
自分たちのようなその場限りの期間限定の仕事
をわざわざ職業安定所に登録して求人を出すような雇用主はいません。
特にめんどくさがりなオージーの人たちが、わざわざそんなことをするというのは考え難いところがあります。
そういうわけで、
Centralinkに足を運んだものの仕事に関する情報を得られないまま、
この場所を後にすることになりました。
建物から出たあと、何かどっと疲れが出てきました。
なぜこのタイミングだったかは全くわかりません。
ただ、
精神的にも肉体的にも疲労困憊で、
その疲れが一気に出てきた感じでした。
このまま今日も仕事を探し続けると悪い方にしか行かないような状態でした。
全てが新しい環境で、
•環境の変化へのストレス
はもちろんですが
•言葉が通じないこと
•お金がなくなって帰国を余儀なくされる恐れがあること、
•仕事が見つからない
ことなど、切迫詰まった状況がワーホリ当初から続き、いろいろと
目に見えないストレス
がありました。
それは当然のことだとは思いますが、
自分たちが思っている以上にストレスが溜まってた
んだと思います。
タスマニアを訪れた当初は、
全ての物がキラキラ
して見えていましたが、
今は全てが灰色に見えて虚しさしか感じない
状況でした。
流石にこのままではまずいと思い、
思い切ってこの日は一旦休むことにしました。
そして芝生のある公園に行くことにしました。
その場所は、
サラマンカマーケットが開催されている横の公園
※St David Parkという公園でした
です。
もし旅行で来ているのなら、
きっとサラマンカマーケットで買い物したり楽しむことができるのでしょう
が、
お金もない自分たちは、ただただその楽しそうな光景を眺めるだけでした。
そして、公園の芝生の上で横になって空をボーッと眺めていました。
※その時撮った写真がこれです。
•日本からタスマニアに来るまでの出来事や
•タスマニアに来てからのこと
•そしてこれからのこと
これらのことが頭の中でぐるぐると巡っていきました。
そんなことを考えているうちに、いつの間にかそこで眠ってしまっていました。
ストレスから少し解放されて心地が良かったのか?
自然いっぱいの公園の芝生の上で寝転んでたのが心地良かったのか?
何が原因かわかりませんが、そこでそのまま眠ってしまいました。
それからどれくらいの時間がたったのでしょうか。
ある時ふっと目が覚めて、自分が眠っていたことに気付きました。
そして起きようと思い目を開けた次の瞬間、自分の視界に1番に飛び込んできたのは、
タスマニアの綺麗な空
でした、
「私はタスマニアにいるんだな。」
それを改めて感じると共に、この綺麗な空を見て
「また頑張ろう」
そういう気分になりました。
この公園にどれくら居たかはわかりませんが、帰る頃にはそれまでのモヤモヤとした気持ちや、ストレスが少し晴れた気分になっていました。
結局その後は、バッパーに帰って明日どこを回るのか妻と話し合い1日を終えました。
この日も特に買い物はしなかったので、出費はありませんでした。
※こんな感じで12日を終えましたが、その時点ではお分かりのように、依然として仕事は見つかっていない状況です。
これからどうなってしまうのか⁉︎
13日目以降については、また次の記事で書きたいと思います。
読んでくださった皆様、ありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。
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※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。