タスマニアでワーホリ中に仕事探しをする上での現実
※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。
タスマニアに着いて、まずすることについて二人で決めていたことがあった。
それは、仕事探しをするということ。
手持ちのお金が少なかったため、お金を稼ぐために早急に仕事を探さなければならなかった。
そしてワーホリの他の人のブログでも書いてるとは思うが、オーストラリアでの仕事探しは、飛び込みで直接仕事があるかないかを確認するのが一般的。
もちろんインターネットやハローワークのようなところでも仕事は探せるが、そうなるとオーストラリアでの仕事経験がない自分たちは書類の時点ではねられてしまう。
しかも、採用担当者も適当だったりするので、自分たちが送った書類をいつ見るのか?いつ返事が来るのかもわからず、全く見通しが立たない。
おまけにワーホリビザなので、基本的に半年以上は同じところで働けないため、企業側も敬遠しがちだといえる。
そんな中で仕事をゲットするには、直接オーナーに会って自分の人間性だったりやる気をアピールして、直接OKをもらうことが1番確実だった。
ここで直接仕事があるかを確認する場合、必ずレジメをくれと言われる。
そのため飛び込みで行く先々でレジメを渡すことになり、大量のレジメが必要となった。
ここで、このやり方で1つ問題があった。
それはオーストラリアはレジメをコピーする金額が凄く高いということだ。
コピーするのに日本の倍以上の値段をとられる。
当時、三食の食事すら安いパンや割引の肉などしか食べていなかった自分たちからしてみれば、このレジメの印刷代すらお金が惜しかった。
そのため、大量のレジメを印刷するということは、自分たちの食事、強いては自分たちの滞在期間まで縮めるかもしれないことを意味していて、本当に1日でも早く仕事を見つける必要があった。
でもこの状況は、悪いことばかりではなかったと今では思う。
なぜなら追い込まれるような状況があったからこそ、仕事をゲットするために必死にいろんなところに飛び込んで行くことができたからだ。
もともと自分は、人見知りだし積極的に人にかかわりに行くような性格ではない。
もし金銭的にも心にも余裕があったのならきっと日本にいたときのように、人と積極的に関わろうとすることなくインターネットに載ってる求人を探して応募したりしてたと思う。
それに飛び込みで仕事を探すことに、変な恥ずかしさを感じて多分やってはいなかっただろうと思う。
そういった意味ではこの状況があったからこそ、ここまで出来たのでその部分では本当に良かったと思っている。
ただ、仕事探しはそんなに上手くはいかなかった。
ワーホリをするにあたって事前に情報収集をしていたが、いずれもメルボルンやシドニー、ケアンズなど留学生に人気のある場所ばかりで、タスマニアの情報は殆どなかった。
そのため、飛び込みで仕事探しをして仕事をゲットしたという情報も、全てがメインランドでワーホリをしてる人たちの情報でしかなかった。
そうはいっても、タスマニアも同じオーストラリアだしそんなに大きな違いはないんじゃないか?
当時、タスマニアをよく知らなかった自分は安易にそう考えていた。
それが甘かった。
タスマニア国と呼ぶ人がいるほど、タスマニアは一般的なオーストラリアのイメージとは違ったとこだ。
しかもど田舎で農業や観光がメインのところになるので、冬のオフシーズンは観光客も少なければ、農業も忙しくない。
自分たちが渡豪したのが冬の時期だから、当然仕事も全くない。田舎で仕事がないというのは日本も同じなので想像はつくかもしれないが、それに加えてオフシーズンという状況は本当に絶望でしかない。
仕事をゲットするまでにいくつレジメを配っただろう。100枚近く配ったかもしれない。
しかも徒歩で。
あの時は必死だったためそこまでキツイとは思わなかったが、タスマニアを徒歩で移動するのは今思えば本当に大変だった。
次に続く
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