タスマニアでワーホリして初めて分かった日本食レストランの実態

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前回の記事でも書いたが、タスマニアでの徒歩での仕事探しは本当に大変だった。

 

メルボルンシドニーのように交通機関が充実しているところなら良いが、タスマニアのような田舎の場合、車を持たないのはかなり苦労を伴うものとなる。

日本にいた時は車を持たなくても生活に支障はなかったため、オーストラリアに来た当初は車を持つという発想すらなかった。

 

とはいえ、オーストラリアに来て車の必要性を感じて直ぐに車を買うだけのお金があれば良いが、それすらもなかったため、どちみち徒歩以外の選択肢はなかった。

 

その結果タスマニアに来てからの1、2週間は必死にレジメを印刷して、必死に徒歩で配ってという日々の繰り返しだった。

 

ここで記念すべき1回目の飛び込みでいったお店は、テイクアウトを専門にしている寿司屋さんだった。

 

自分もまさかこのお店にレジメを持って仕事探しに行くとは思ってもいなかった。

なぜなら、オーストラリアに行く前から日本食レストランだけは辞めておこうという話を妻と2人でしていたからだ。

 

というのも、事前にインターネットでワーホリの体験談のようなブログをいくつか見たときに、日本食レストランはオーストラリアの最低賃金以下の時給で働かされるところが殆どだったので、お金をまずは稼ぐという目的から外れると考えたからだ。

しかも、オーストラリアに来てまで日本人の環境の中で働くのは、何をしに来たのかわからないというのもあった。

そして海外の文化に触れに来ているのに、違法な賃金で日本と同じような環境で、英語も学べない場所に自ら入ることは本当に無意味でもったいない時間の過ごし方のように思えた。

 

そう考えていたからこそ日本食レストランで働くことは選択肢から完全に消えていたのだが、飛び込みの1店舗目でまさかの寿司屋にしたのには理由があった。

 

1つ目が、時給が良かったこと。$22〜$25の間で時給が良かった。普通は日本食レストランは$11〜$13で良くても$15くらいの時給が一般的。いずれも違法な賃金なのだが、日本の感覚でいくと普通に時給1000円超えをしているから何かそれでも良いように感じて、この条件で働いている人も結構いたりする。

自分たちはたまたま、寿司屋の入り口付近にスタッフ募集の張り紙があったのを見つけ、その紙に時給が提示されていたからこの時給がわかった。時給が良いといっても、オーストラリアの最低賃金あたりしか提示されてないわけだが、それでも違法な安い賃金で働くよりは全然マシだと思った。言ってみれば、オーストラリア人と同じ条件で働けるということなのだから、それだけでも印象は違った。

 

2つ目が、働いてるスタッフが日本人ではない現地の人だったこと。日本食レストランは日本人スタッフばかりだという情報がインターネットにはあったが、それはシドニーメルボルンなど大都市の話で、タスマニアのような田舎では逆にローカルの人も普通に働いていた。

日本のような環境ではなく、しかも英語も学べるのであれば、自分たちが考えていたデメリットは払拭されることになる。

 

3つ目が、泊まっているバックパッカーの宿から近かったことだ。

当時、居心地の良いバックパッカーを見つけてそこを拠点に仕事探しを行なっていた。

そこため、なるべく近場の職場が良いと思っていた。

ここのお寿司屋さんはバックパッカーから徒歩で10分くらいの距離で、人通りもそこそこあるので安全に通勤できる。

 

そういったことを総合的に考えるとメリットの方が大きいのではないかと考えるようになり、ダメ元でとりあえず飛び込んで話だけでもしてみることにした。

 

その後どうなったかは、また次の記事で!

 

それでは!

 

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※番外編