オーストラリアのワーホリで月100万円の仕事⁉︎タスマニアチェリードリームとは⁉︎
皆さんはタスマニアンドリームという言葉を聞いたことがあるだろうか?
私は、ワーホリでタスマニアに来るまで全く知らなかった。
ワーホリの目的がお金稼ぎであれば、検索している中で間違いなくこの言葉をインターネットとかで知ることができただろうが、ワーホリの目的が「自分自身と妻と、これからについて向き合う旅」だったため、その言葉には辿り着かなかった。
このタスマニアンドリームが何かというと、タスマニアチェリーの仕事で月に100万稼ぐことができるという夢のような話のことを指している。
ワーホリ中にファームジョブをしている人なら一度は聞いたことがあるかもしれない。
この噂のせいか、タスマニアでチェリーの仕事をゲットするのは凄く競争が激しく、タスマニア に来たけど仕事をゲットできなかったという人が多くいるというのが実際のところだ。
私たちはワーホリ生活の殆どをタスマニアで過ごしたので、もちろんこのタスマニアチェリーの仕事をすることができた。
そこで今回はこのチェリーの仕事がどんなものなのか紹介していきたいと思う。
私たちが経験したチェリーの仕事は、チェリーピッキング、チェリーソーティング、ボックスルーム(チェリーの箱を作る仕事)の3つある。
ワーホリの1年目にチェリーピッキング、2年にチェリーソーティングとボックスルームの仕事をした。
まず最初に伝えておかなければならないのが、タスマニアンドリームはチェリーの仕事全てが実現可能なわけではない。
それが実現できる可能性があるのはチェリーピッキングの仕事のみだといえる。
それにも関わらず1年目チェリーピッキングをした私たちが、何故2年目にはソーティングやボックスルームの仕事を選択したのか?ということについても追々書いていきたいと思う。
それでは本題に入るが、
「1年目に経験したチェリーピッキングの仕事でタスマニアンドリームを掴んだか?」
というところが皆さん気になるところだと思いますが、結論から言うと掴めませんでした。
理由としてはいくつかありますが、主な理由を挙げると
①トップピッカーと比較してチェリーピッキングの速度が遅かったこと
②その年のチェリーの出来がイマイチで収穫量がいつもりより少なかったこと
③1ボックス当たりの報酬が昔より高くないこと
などが挙げられます。
まず、トップピッカーと比較してスピードが遅かったことについては、トップピッカー達はチェリーピッキングの経験があり経験値が遥かに違い過ぎました。
トップピッカーの多くは、メインランドの他のチェリーファームで稼いで、シーズンが終わると段々と南下していき、最終的にタスマニアに辿り着いた人たちです。
自分たちはタスマニアが初めてのチェリーピッキングだったので、スタートの時点から経験値に差がありすぎました。
2つ目のチェリーの収穫量がよくなかったというのは、チェリー収穫前の天候がその年は雨が多いときが多くチェリーが地面に落ちたり、チェリーに穴が空いたりといったように不作だったことが挙げられます。
チェリーピッキングをしてて初めて知ったのですが、雨が降ってチェリーに雨粒がつくと、雨粒がついている部分が段々と凹んできて、穴があいたり腐ったりする原因になるみたいです。
私たちがピッキングしたシーズンは、チェリーが地面に落ちてたりした関係で、収穫量が例年より減っていました。
3つ目の1ボックスあたりの報酬が昔に比べて高くないことについては、今は1ボックスあたり$7.5〜8.5だが昔は$10〜13の時代があったそうだ。
そのため、普通に一日頑張って28箱分取ったとして
今→$210 昔→$280〜364 で$70〜$154の違いが1日であります。
仮に1ヶ月働けたとして、
今→$210×30日=$6,300
昔→$280×30日=$8,400
$364×30日=$10,920
となり、その差は歴然だと言えます。
昔は今みたいにネットで情報が簡単に手に入る時代ではなかったし、タスマニアでチェリーピッキングを希望する人の数も今みたいに多くはありませんでした。
何でもそうですが希望者が多ければ多いほど、報酬を下げても人が集まるので、どうしても働く側の報酬は下がる傾向にあります。
昔に比べて報酬が下がっている今でも、チェリーは他の農作業よりも比較的稼げるということで人気があるし、今の経済状況とか考えると昔のような報酬単価の設定に戻ることはないんじゃないかなと思ったりします。
なので実際のところタスマニアンドリーム(100万円)を稼げていたのは昔の話だといえますが、それでも他の農作業に比べて報酬が高いので、かなり良い仕事だと思います。
次に続く
ブログ村のランキングに参加中です。 気に入ってくださった方は下のボタンをクリックして応援してください。
※番外編