オーストラリアのワーホリでWWOOF生活!セカンドビザ取得以外で得たものとは11
WWOOF生活をしていて衝撃的なことがいくつかあったが、その中でも地味に印象に残っているものがある。
1つは、日焼けが怖くて昼夜逆転している人に出会ったこと。
その人は自分たちが住んでるとこの向かい側の遠い丘あたりに住んでいる人で、オーナーと知り合いの人だった。
オーナーの家に遊びに来ていて二回くらい会ったのだが、顔が真っ白に何かで塗られていた。
言ってみれば芸能人の鈴木その子さんみたいな感じ。
紫外線だったか日焼けだったかは忘れたが、それに当たるのが体に悪いと信じて、光に当たるのを過度に嫌がっていた。
そのため、彼女の生活は昼夜が逆転した生活になっていた。夜になると遠くの方でよく音楽のようなものが聞こえはじめ、彼女が活動し始めたのがわかった。
今思えば夜遠くから音楽が聞こえるということは、かなりの爆音で音楽を聴いていたのかもしれない。
なぜかこの人と出会ったことが地味に印象に残っている。
多分、自分の人生でこういう人に出会ったことがなかったというのもそうだが、いろんな考えの人がいて世界には自由に生きている人がいることを感じたからかもしれない。
もしかすると、その人は紫外線恐怖症とかだったのかもしれないが、自分の居場所をみつけて自分の考えで自由に生きている姿があの時の自分からしてみると凄いと思う対象だったのかもしれない。
もちろんその人にはその人の苦労があるとは思うが、自分自身の意思で人生の選択をして、これまで自分の望むような生き方をしてこなかった自分にとってその人が輝いて見えた。
その時の記憶が今でも地味に印象的なものとして残っている。
2つ目はエスペラント語に出会ったことだ。
これはオーナーがエスペラント語というのを勉強していて、それがきっかけで知った言語だ。
今では世界共通語と言えば、真っ先に英語という言語が思い浮かぶと思う。
しかし、英語というものには特定の地域の民族や人種、文化などのバックグランドが存在する言語だといえる。また母国語として話している人たちにとっては便利だけど、第二言語として話をする人たちにとっては勉強をしなければならない不便さがある。
これだといろいろな部分で不公平なところがあるので、誰にとっても中立公平な言語として生まれたのがエスペラント語だといえる。
本当にこの言語との出会いは衝撃だった。
英語とは別の世界共通語があるなんてこの時まで知らなかったからだ。
世界中の人が第二言語として、このエスペラント語を勉強すれば、誰にとっても平等なコミュニケーションツールになる。
ただ残念なことに、エスペラント語が浸透している国と浸透していない国があるということだ。
日本でも義務教育の中でエスペラント語を学ぶことはまずない。
そうすると一般的に世界共通語となっている英語の
方が便利だと感じ、エスペラント語を学ぶ人は少なくなってしまうだろうと思う。
自分もその一人で、結局エスペラント語の存在を知ったが、英語すら勉強の過程の中でエスペラント語も勉強するという選択はできなかった。
ただ、こういった言語があるということを知ったことでこの先、将来的に勉強して習得する機会はあるかもしれないと思う。
そんなことを考えると、日本から海外に出てきてこういった風にいろんな知らない世界を知ることができているので、オーストラリアに来る決断をして本当に良かったなと思った。
次に続く
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※番外編