オーストラリアのワーホリで肥料作りの仕事!初体験

WWOOF生活の仕事は、草刈りと肥料作りがメインだった。

特に肥料作りは初めての経験だったので、こういう形で肥料ができるのかぁ〜と勉強にもなった。

 

作業をやっている当初は、これがどうやって肥料になるのか全く想像できなかった。

 

草を刈って数日放置した後に、草を一つの場所に集める。

 

その後、ラッキー(馬)の糞を集めてきて、刈り取った草の間に馬糞を入れて積み上げていく。

つまり草と馬糞でミルフィーユのような状態にするということだ。

 

たったこれだけの作業で、本当に肥料なんてできるのか?

最初はこんなことを思いながら作業をしていた。

 

肥料を作るのが初めてであれば、当然馬の糞を拾うのも初めて。

動物の糞を集めて回るなんて経験は日本でサラリーマンやっていたら、まず出会うことはないだろう。

 

そう考えると少し前向きな気持ちにもなれたが、いかんせん糞は糞なので、積極的に拾いたいものではない。

そんな思いと葛藤しながら、1日中その作業をしていた。

 

肥料作りのための作業は草の乾燥具合と共に行うので、数日おき数週間おきに作業を行った。

 

そして数週間後、肥料の山を崩して畑に肥料を撒く作業をすることになった。

 

とはいっても、今回崩す肥料の山は自分たちが来る前に作ってあったもう一つの山の方。

 

肥料ができるまでには4、5ヶ月くらいかかるので、自分たちが以前積んだ山が、肥料として使えるのはまだまだ先の話だったからだ。

 

本当に肥料ができているのか半信半疑なまま、肥料の山を崩して荷台に入れる作業を始めた。

 

作業はスコップを使って行ったのだがら、土を持ち上げるたびに大きなミミズが出てきた。

作業しているときはその意味をよくわかっていなかったが、あとから調べてみると良い土にはミミズがいるらしい。

 

スコップで掘り起こすたびにミミズが出てきたので、あれは肥料として良いものができていたんだなぁって今になってわかった。

 

当時は雰囲気肥料っぽいという感じしかわからなかったのが残念なところだった。

 

雑草を刈ってただ燃やすのではなく、他の植物を育てる肥料として循環させるサイクルの中で食物を育てるということは、作業をする側としても気持ちが良いものだと思った。

化学的に作り出された物ではなく自然のもので完結する。

 

先人の知恵というのは本当に凄いなぁとか思いながら、日々作業をしていた。

 

これは日本でもできた事かもしれないが、日本ではいろんな物に囲まれ、いろんな情報に囲まれて生活しているため他に目がいってしまい、こういったことを実際にやることはなかったと思う。

 

そういった経験をこのWWOOFの期間ではたくさんしてきた。

 

次に続く

 

 

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※番外編