ワーホリのWWOOF中に恐怖体験!謎の物体に迫る!

 

 

WWOOF生活初日を終えて次の日の話をしようと思ったが、その前に夜中にあったちょっとした出来事について書きたくなったので書くことにします。

 

初日の夜、疲れたので早めに就寝した。

疲れたのですぐ眠りについたが、夜中に突然ハッと目が覚めた。

 

もともと自分の性格上、環境が違うところで寝泊まりした場合、ちょっとした物音でも目が覚めるタイプなので、夜中に1、2回は目が覚めるだろうと思っていた。

 

そのため、夜中に目が覚めたことは全く不思議なことではないのだが、外に何か気配のようなものを感じた。

 

外が気になって覗こうかなぁーなんて考えていると、突然「ドドドン、ドドドン」といった足音のようなものが聞こえてきた。

からして、結構大きな生き物?のように感じた。

 

もしかしてカンガルーとかが侵入してきたのか⁉︎と一瞬思ったが、カンガルーなら両足で跳ねるため足音は「ドン、ドン、ドン」といったような音になるはずで、明らかにそれ以外の何か大きな生き物であることがわかった。

 

足音は家の周りで聞こえてきて、その音は近くなったり遠くなったりしている。

 

その足音を聞いていると、だんだん想像が膨らんできて、もし何か変な人が入ってきてたり、何か肉食の動物とかだったりしたら、凄く危険じゃないかとか考えだした。

 

しかも自分たちの家は、オーナーが適当に建てたトタン屋根のボロボロな家。

 

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こんなところを襲撃されたら、家なんて簡単に壊れてしまう。

 

そんなことを考えていたら、段々と怖くなってきた。

 

変に騒いだりしない方が良いと直感的に思っため、暫くの間そっと様子を見ていた。

 

しかし、1時間くらいたっても何も状況は変わらず足音が大きくなったり、小さくなったりしている。

 

様子をしばらく見ていたのだが、そうしていると何か違和感のようなものを感じるようになってきた。

 

冷静に考えてみれば、変な人が入ってきたとして1時間も外で何をしてるのか?

自分たちを襲って金品(当時何も持ってないので盗るものはなかったけど笑)を奪ったりするなら、あまりにも時間をかけすぎではないか?

 

肉食の動物だったとして1時間も走り回って何をしているのか?獲物を追っかけ回してるとしたら、凄く狩りが下手な動物ではないか?

 

なんてことを考えていると、何か最初の怖さは吹っ飛んでいき、次第に外への興味の方が強くなっていった。

 

あまり長いこと様子を見ていても、次の日寝不足になるだけだと考えて、トイレに行くついでに思い切って音のする方を見てみることにした。

 

家の扉が何も音をたてずに開くようなものであれば良いのだが、オーナー自作の扉なので扉の開け閉めをする際にキリキリとそれなりの音がしてしまう。

 

この音で向こうに気づかれたら大変だと思いながら、そっと扉を開けてみた。

このときばかりは、変な汗が出てきて心臓がすごくバクバクしたのを覚えている。

 

外に出てみると足音は聞こえず静寂だけがそこにはあった。

もしかすると家の中だけで聞こえていた音なのか?と思ってしまうくらい静かだった。

 

ただそう思ったのも束の間、遠くからまたあの「ドドドン、ドドドン」という足音が聞こえてきた。

 

その足音は段々とこちらに近づいてきているのがわかる。

 

まだ足音が遠かったため、近づいてくる前に先手をうって姿だけでも見ようと考えた。

 

家の裏から足音が聞こえてきたので、恐る恐る覗いてみた。

すると遠くで音がしていたのは、何か黒い物だった。

 

先手を打って相手が来る前に見ると決めたものの、自分の目がもともと悪いことと、街灯一つない月明かりだけの草原に、あの足音の正体が何なのか全く捉えられない状況だった。

 

ただ一ついえるのは、黒い大きな物がこっちに向かってきているということ。

 

ちょっと流石に怖くなったので作戦を変更して、家の中に一旦戻り相手が家の前に来た際に、家の中から何者かを見ることにした。

 

家の中に入ると何か守られているような気分になって、安心感だけがあった。

なので何が来てももう大丈夫だという変な自信があり、近づいてくる音もあまり怖くなかった。

 

そしていよいよ音が家の前まで近づいてきた。

 

自分はもう目を凝らしてずっと外を見続けている。

 

そうしていると、大きな黒い物は家の前5メートルくらいのところで立ち止まったのがわかった。

 

じっとその生き物をよく見てみると、何か見覚えのある姿をしていた。

しかもその生き物は地面の方に顔を向けて、何かしている。

 

その時ハッと思い出したことがあった。

 

それはオーナーが飼っているラッキーという名前の馬のこと。

 

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ラッキーは敷地内で放飼いをされていて、いつもは自分達の家から離れたところに常駐している。

 

なのであまり意識をしたことはなかったが、よく考えてみれば柵もないし、こちらに来れないことはない。

もしかしてあの黒い正体は、ラッキーなのでは⁉︎と思った瞬間、怖さは消え扉を開けて確認をしてみた。

 

するとやっぱり思った通り、黒い物の正体はラッキーで、ラッキーが夜中に走り回っていたことがわかった。

ラッキーはかなり大きい馬なので、家の周りを走り回っていたら確かに凄い足音がする。

 

ただ、なぜラッキーが夜中に走り回っていたのか、その理由は全くわからなかった。

 

とにもかくにも、自分の経験の少なさなのか、ラッキーが人騒がせなお馬さんなのかわからないが、とても驚いた出来事だった。

 

確か馬は夜行性じゃないようなぁ〜、なんてことを考えながら家に戻ってその日はすぐに寝た。

 

次に続く

 

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※番外編