今日は天気が良い日だった。
今日は凄く天気が良い。
こんな晴天の空を見るだけで気持ちが晴れやかな気分になる。
だから、いつも空がモヤモヤしてる梅雨の季節は好きじゃない。
晴れの日は気持ちをポジティブなものにしてくれて、何か前向きなことしたい気分にさせてくれる。
今日、晴天で気分が向いたからなのか、自分にとって1つ行動したことがあった。
それはペットショップにいた犬を触らせてもらったこと。
たまたまペットショップの前を通ったときに、子供が犬好きなので子供に触らせてあげようという話になって、その際自分も一緒に触らせてもらった。
他の人からしてみたら、何かそれが特別なことなのかと言われるかもしれないが、自分にとっては大きな出来事だった。
まだブログでは話をしていなかったが今年、飼っていた最愛のペットと死別した。
犬の名前はマイロ。
彼とは大学時代からの付き合いで、苦楽を共にしてきた本当に大切な家族だった。
オーストラリアにいる間は、妻の実家で彼は生活をしていて、2年前に私たちが日本に帰国して再会し、彼と新たな生活をスタートしたところだった。
彼はキャバリアキングチャールズスパニエルという
犬種で、この犬種は遺伝的に心臓病があり、年齢の進行と共に心臓病の発症率が高くなる。
マイロもこの心臓病と5年くらい付き合ってきた。
オーストラリアから帰国後は、この心臓病との闘いの日々でもあった。
お互い凄く苦しい日々だった。
詳しいことはまた別の記事で書くが、出来る限りのことをしてきたが結局マイロを助けることはできなかった。
彼との死別後、他の犬を見るのも辛かった。
ペットショップの前を通ると、マイロのおやつや着せる服などをよく選んでたため、反射的に何か美味しそうなおやつはないかと考えてしまう。
そしてすぐに、「あっもういないのか」ということに気づき、猛烈に寂しくなるということの繰り返しだった。
こんな感じだからペットショップにいる犬を触るなんて気分にも当然ならず、ずっと避けてきていた。
ただ、時が経つにつれて段々と気持ちにも変化が生まれてきた。自分のためではなく子供のために犬と触れ合わせたいと思うようになった。
子供が一歳ちょっとになる頃までは、マイロと一緒だったため、子供も凄く犬好きで、犬を見るとじっと様子を見て観察したり触ろうと近寄って行ったりといったことをよくしていた。
そんな姿を見ているうちに、子供には犬好きであってもらいたいという気持ちが生まれてきた。
物心つくまでの間の動物との触れ合いというのは、子供の心を育てるうえで凄く大切なことだと思った。
そんなことを考えるようになってからは、犬との触れ合いに対しても徐々に抵抗がなくなってきたように感じる。
恐らく子供がいなかったら、このままずっと引きずっていたかもしれない。
もちろんマイロへのいろんな思いが消えたわけではないけれど、少しずつ何か前に進んでいるような感覚がある。
子供の力も借りながら前に一歩、一歩進んでいってる感覚。
昔の自分だったらきっと、前に進むことは何かマイロから遠ざかるような気がして躊躇っていただろう。
自分を支えてくれてる妻や子供、自然に感謝しながら生きていかなきゃなって思った一日だった。
次に続く
※番外編