地獄の日々。会計士試験を通して学んだこととは

 

 

会計士試験の勉強開始

 

会計士試験の勉強をするようになってから、それまでの

 

大学生活が一変

 

しました。

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簿記の簿の字

 

も知らなかった自分は、まず

 

簿記の習得

 

から始めなければなりませんでした。

 

 

大学の授業もあったので、会計士試験の勉強は通信教育で勉強することにしましたが、

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毎月山のような教材

が送られてきました。

 

会計士試験の取得を決意する前に、難易度など事前に少しは調べていましたが、

ここまで勉強に追われる毎日になるとは思ってもいなかった

というのが本当のところになります。

 

 

その時、

自分を勉強へと駆り立てる原動力といえば、

 

「会計士試験に合格したら海外に行って好きなことをやる」

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というものでした。

 

 

 

会計士資格さえとってしまえば、

自由になれる

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という変な錯覚だけが先行して、

日々の勉強に自分を駆り立てていたのが事実です。

 

 

日々勉強するにしても、それが自分の本当にやりたいことのためなら良いとは思いますが、特に

自分のやりたいことでもないことのために勉強

をするのは、

 

今考えると凄くもったいない時間を過ごしたように感じます。

 

というか勿体なかったです。

 

ただ、

帰国後の就職で役にたったのはこの

会計の知識だったので、

決してあの時間は無駄ではなかった

とはいえると思いますが、

 

心のどこかで無駄な時間だったんじゃないか?

 

と思ってしまう自分もいたりします。

 

 

大事な20代の時期を、

 

少なくも自分の興味のあることに時間を費やしたのなら、

変な後悔もなかっただろうと思う。

 

会計士試験の勉強

本当に長かった。

 

ブログを読んでる人の中にはもしかすると、

大学生の間に会計士試験ら終わった話だと思う人もいるかもしれないが、

実は大学卒業後2年間、会計士試験という呪縛に囚われて生活していた。

 

基礎から勉強して、試験を受けれるようになるまでに2年かかった。初の受験が大学を卒業した年で

1次試験に合格したのだが、

2次試験に落ちたため

次の年に持ち越しとなり、次の年もダメだったので、また次の年に受験することになった。

 

会計士試験の勉強だけで、実に4年も費やしています。

 

しかもこれだけの期間を費やして、

結果的に不合格だったのだから、ブログを読んでくれてる人からも、

 

「何やってるんだ」

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って言われて当然だと思う。

 

今はこうやって前向きな生き方ができているが、

当時の絶望感といったら言い表せないものだった。

 

ただ別の見方をしたとき、

 

「もしかするとこの結果は必然だったのかもしれない」

 

と思うときがある。

 

会計士試験に落ちるまでの自分は、

 

変にプライドが高く人間的に終わっていた

 

と思うからだ。

 

小学生から大学まで

比較的挫折と無縁な生活

を送っていたと思う。

 

スポーツにしても勉強にしても、

人並みより少しできてたから、

そういった経験が変なプライドを形成していったのかもしれません。

 

もしくは、人並みより少しできると思ってたのは

勝手な勘違いで、実はその頃から実はできてなかったのかもしれません。

 

とにかくそういう変なプライドが、

人の痛みのわからない冷酷な人間にしてたのだと感じます。

 

それを顕著に表してる出来事として、

鮮明に記憶しているのが、

派遣切りのニューステレビで流れているときの話です。

 

私の両親はそのニュースを見て

「可哀想に…企業は酷いね」と発言した。

それを聞いた自分には、

当時全く理解できなかった。

確かに少しは可哀想だとは思ったが、

 

「派遣の道を選んだのはその人たちで、雇用の保障がないことをお互い同意した上で働いていたのではないか?」

 

可哀想というよりも、

 

自己責任じゃないか

 

とという気持ちが凄くありました。

 

当時の自分の心はそれ程荒んでいたのだと思います。

今なら、両親の言ってる発言の意味もわかるし、

当時抱いた感情なんて微塵もありません。

むしろどうにかして助けてあげたいと思います。

 

そう考えると会計士試験に落ちて大きな絶望を感じた時に、

初めてそのひとたちの気持ちがわかったのかもしれません。

 

会計士試験に落ちるまでの時間は、

人間的に成長するために必要な時間だったと考えれば、

何となく納得できるが、

成長するまでに払わなければならなかった代償は凄く大きかったなって思います。

 

実は大学から会計士試験に落ちるまでの事は、触れたくない過去としてなるべく思い出さないようにしてきました。

今でも夢に出てきてうなされることがよくあります。

 

こうやってブログでも書けるようになったのは、紛れもなく

タスマニアでの日々が傷を癒してくれたのだと思います。

 

本当にあの時行動して良かったなって思います。

 

全ての出会いに感謝です。

 

それでは!

 

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※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。