ワーホリのための資金準備開始!どうやってワーホリ資金を貯めたのか?

 

会計士試験に落ちてから、タスマニアに行くまでの間には実は2年時間がかかっている。

 

その間、何をしていたかというと旅のお金を貯めるため大学法人で働いていた。

大学を卒業してからも、働かずに専門学校で勉強ばかりしていたため、正直海外に行くだけのお金を持ち合わせていなかった。

会計士試験に合格すれば、お金も自然と入ってくるだろうと勝手に思っていたため、勉強期間中に働いてお金を貯めるということはしていなかった。

 

つまり、親のスネをかじって生活していた、親不孝者だということだ。

会計士試験に落ちて、親もどれだけ失望したことだろう。親にも彼女にも皆に迷惑をかけてきた。

その結果が不合格で尚且つ、まだ海外に行きたいなんて気持ちを持っているような人間を、皆どう思っていただろう。

自分でも、どうしようもない馬鹿息子だと思う。

 

 

お金を稼ぐために国立大学法人で働いたといっても、契約社員で正社員ではない。

大学卒業後、自分の息子が雇用が不安定な契約社員という選択をしたことに、両親はかなり心配したと思う。

自分と向き合ってこなかったから誰も望まない方向に進み、結果として皆苦しむことになった。

 

本当に思い出したくない過去だ。

 

国立大学の契約社員としての仕事は、給与も良くて仕事はそこまで大変じゃなかった。

働き始めてまず驚いたことは、正社員の人たちは毎日遅くまで残業していたことだった。

なぜ驚いたかというと、子供の頃から定時で帰ってくる父親の姿を見ていた為、残業というのが凄く特別なもののように感じていたからだ。また、恥ずかしながらそれまで社会人としての経験が殆どなかったため、世間を知らなかったのだと思う。

ここまで残業するものなのか⁉︎と驚いた記憶がある。

 

今だったらそんな質問はしないが、当時あまりに驚いたので正社員の人たちに、なぜ毎日そんなに残業しているのか?というのを聞いたことがあった。

そして返ってきた回答は、「基本給が安いから、残業代で稼がないといけない」というものが殆どだった。

非効率的なことが好きではない自分としては、普通に仕事をすれば時間内に終わるにも関わらず、生活のためにわざわざゆっくりと仕事をして残業代を稼ぐという発想は違和感しかなかった。

 

残業代を結局支払うなら、給与をその分少し上げて、効率良く仕事して早く帰れるようにする方がお互い良いと思うが、そうならないのには何か日本の闇のようなものを感じる。

 

日本でよくある、「残業する=頑張ってる」というイメージはこういうところから来てるのだろうなぁとつくづく思う。

 

これが社会だと言われてしまえばそれまでだが、定年までこういう仕事に囚われた人生をおくることに当時は恐怖を感じたのを覚えている。

 

そんなことをいろいろ考えながら、大学での仕事をしていた。

 

 

次の記事に続く

 

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※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。