《シェフの感覚》海外の日本食レストランで未経験者がシェフの仕事に挑戦中。感じたこととは

 

前回の記事の続きから、

前回は、初めてオーストラリアで職場での研修を受けてきた時の話をしました。

 

今回は2日目以降の話をしていきたいと思っています。

 

過去の記事をカテゴリーごとにまとめていますので、ワーホリや留学に関することを知りたい方は下記をご確認いただければと思っています↓

tasmanialove.hatenablog.com

 

 

※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。

 

 

 

 

初出勤の日は疲れてクタクタになっていましたが、

久々の仕事をして感じた疲労感だったので、

 

少し懐かしい感じもありました。

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次の日も引き続き研修があるので、初出勤した日はすぐに寝て次の日に備えることにしました。

 

次の日朝いつも通りに起きて、仕事が始まるまでの間ゆっくりと過ごしていましたが、

 

この仕事までの時間が凄く新鮮な感じがしました。

 

なぜなら、自分自身が飲食店での仕事は初めてで、

 

昼間は自由に過ごせて夜は仕事

 

というサイクルで働いたことがなかったからです。

 

昼間の時間を自由に過ごせるということが何か凄く特別なものに感じました。

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サラリーマンをしていた頃は、いくら天気の良い日でも

 

昼間はずっと建物の中で生活し、

 

暗くなった夜にやっと自由になる

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といった感じだったので、日本でもあまり季節や自然を感じることなく過ごしてきました。

 

しかし、今回の場合

 

昼間の時間は自由に過ごせるので、

 

公園の芝生に寝っ転がって日向ぼっこをしたり

•町中を歩いて回ったり

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っと、

 

季節や自然を感じながらいろんなことをして過ごすことができます。

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そう思うと、何か凄く幸せな気持ちになってきました。

 

恐らくまだこの生活スタイルが日常化していないので、新鮮だからこそそう思うのかもしれませんが、

 

それでもこうやって海外に来て日本とは違った働き方や職種が経験できたことは、

 

自分にとっては凄く価値があったなぁと思います。

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全く違った職種につくことは、日本でもできる人はできるんでしょうけど、日本にいた頃の自分は

 

「よし、やってみよう!」

 

という

 

エネルギーが湧いてこなかったのが事実

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です。

 

話が長くなりましたが、そういった生活のリズムの変化を感じながら今夜の仕事までの時間を過ごしていました。

 

そうやって過ごしていると、あっという間に夕方になり職場に行くために宿を後にしました。

 

宿から職場まで歩いて通っていたのですが、

 

徒歩で片道25分くらい時間がかかります。

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今、日本で生活しててこの頃のことを思い出すと、

 

「あの時はよく歩いたなぁ〜」

 

って我ながら凄く感心してしまいます。

 

車の便利さを知ってしまった今、これくらいの距離があれば、すぐに車を使ってしまうだろうと思います。

 

幸いなことに、当時は

 

•ワーホリ前の日本で生活していた時に、殆ど車を利用していなかったこと

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•ワーホリ資金が尽きかけていたので、車を利用するという発想すらならなかったこと

 

などの理由から、歩くことが当たり前だと思っていました。

 

そのため、当時は歩くことが少しキツイという気持ちはあっても、

 

それが嫌だという気持ちにはなりませんでした。

 

人間、甘い蜜を知るとダメになるものですね笑

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ただ、職場から宿に帰るときだけは夜10時とかに仕事が終わるので、

 

「帰り道が薄暗くて嫌だなぁ〜」

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という気持ちはありました。

 

今思えば危ないような気もしますが、

 

暗い夜道を毎日徒歩で歩いて帰るというのができたというのは、

 

タスマニアが田舎で平和な町だったから

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かもしれません。

 

とにかく

 

この頃は毎日の生活に必死だったので、こういったことができたのだと思います。

 

 

話が少しそれましたが、この日も昨日と同じように

 

メニューに載っている料理を確認

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していきました。

 

ただ1つ昨日と違ったのは、

 

料理を実際に作ってみることになった

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という点です。

 

実際に作ってみて、どうだったのか…?

 

といいますと…

 

凄く大変でした。

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具体的に何が大変だったかというと…

 

○唐揚げに火が通っているかどうかの判断が難しい

 

○料理の作る工程が全て頭に入っていないので、メモを見ながらしなければならない

 

という部分が主でした。

 

唐揚げですが、家庭用の唐揚げであれば私もある程度作れます。

 

しかし、お店の唐揚げの場合、

 

オーストラリア用に食べ応えを重視して、大きな唐揚げを揚げてお客さんに提供します。

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大きさで言えば、鳥のもも肉を半分に切ったぐらいの大きさです。

 

家庭用であれば、火が通っているか本当に確認したければ最終的に切って色を確認することができます。

 

しかし、商品として提供するとなると肉汁逃げてしまいますし、味も落ちてしまうので切り込みを入れたりすることすらできません。

 

この辺、温度計を指して中の温度を測るというやり方もありますが、

 

このレストランでは使っておらず、火が通っているかどうかは、

 

そのシェフの人の感覚でやっている

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ということでした。

 

そしてこれは、自分にとって大問題な事でした。

 

なぜなら、

 

「火が通っているかはシェフの感覚」

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に委ねられているとのことですが、まず

 

「その感覚が身についていない」

 

からです。

 

しかも、自分が半生の唐揚げを食べて腹を壊すならまだ良いですが、

 

お金を出して食べたお客様がお腹を壊すということがあれば、お店自体が大変なことになってしまいます。

 

だからと言って、長く揚げればお肉がパサパサになってしまい、全然美味しくありません。

 

果たして自分に「シェフの感覚」というものが身につくのか…

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本当に不安でした。

 

 

次に料理の作り方ですが、

 

メモをとっていたので、実際はメモを見ながらであれば何とかできました。

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しかし、実際に仕事でお客さんに出すためには当然メモなんて見ている暇はないので、

 

全部覚えておかなければなりません。

 

 

経験者であればこの辺は、

 

「自分の経験から感覚的にわかる」

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ところかもしれませんが、いかんせん飲食店での経験もなければシェフの経験もないので、

 

「その覚える感覚すらありません。」

 

ちょっと違いますが、ダンスとかで振り付けを覚えたりする時に、

 

経験者と未経験者とでは覚える早さが違う

 

のと同じ感じです。

 

その振り付け自体はしたことがなかったとしても、

過去の経験から同じような動きをしたことがあるため、経験者の方が覚えが早いといえます。

 

これは料理も同じで、シェフの経験があるかないかで作り方を覚える速度も異なってきます。

 

 

果たして本当に料理の作り方を全て覚えることができるのか…

 

 

前日の「天ぷら」の件とは別に、新たな不安ができた日となりました。

 

こんな状況で、本当に一人前のシェフとしてお店でやってける日がくるのでしょうか⁉︎

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次回の記事では、まだまだ出てくる不安の数々をご紹介させていただきます。

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました😊

 

また次の記事もよろしくお願いします!

 

それでは!

 

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