ワーホリでトライアル雇用期間中に最大のピンチ。陥った最悪の状況とは!?

前回の記事で、揚げ物をするときに火が通っているかどうかを判断する1番のポイントが

 

「シェフの感覚」

 

であることへの不安について書きました。

 

今回はまだまだ出てくる不安の数々について書いていきたいと思います。

 

過去の記事をカテゴリーごとにまとめていますので、ワーホリや留学に関することを知りたい方は下記をご確認いただければと思っています↓

tasmanialove.hatenablog.com

 

 

 

※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。

 

 

 

2日目の研修を終えて、不安が増す結果となりました。

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初めてのことばかりなので、始めから上手くいくとは思っていませんでしたが、

 

「この仕事を逃したらお金が尽きて帰国」

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という風に思っていたため、こういった不安が出てきたことに対して

 

凄くストレス

 

を感じていました。

 

一日でも早く不安を解消させたいという思いから、必死に教えてもらったことを復習していました。

 

その中で、不安を解消するために1つの答えを出しました。

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それは、揚げ物の火が通っているかどうか不安があるならば

 

安心できるまで揚げれば良い

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ということです。

 

○お客さんが食中毒になるリスクと、

○しっかり揚げてお肉が多少パサパサしてしまうリスクと

 

を天秤にかけたときに、

 

後者のほうを選択した方が遥かにマシだ

 

という結論になったからです。

 

もちろん、ちょうど良いタイミングで油から引き上げることができるというのがベストではありますが、今の自分にそれを求めても、

 

「シェフの感覚」

 

がないので、おそらく上手くいかないと思います。

 

上手くいかず、半生でお客さんに商品を提供するくらいならば、しっかり火を通した安全な商品を提供する方がマシです。

 

そう考えたときに、

 

とりあえず慣れるまではこの考え方でやろう

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という結論になりました。

 

この結論に至ったときに、

 

すごくホッとした気持ちになったのですが実は、新たな不安要素の発生により、この私が出した結論が揺るがされることになるとはこの時は知る由もありませんでした。

 

 

3日目も同じように研修がありました。

 

2日の研修でほぼ全てのメニューを一通り作ったので、次は

 

実際に本番で作ってみよう

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という話になりました。

 

ちなみに私がこの2日間で習ったことは、コース料理と単品料理の全てでした。

 

 

コース料理の場合は、前菜から始まりメイン料理、デザートなどの順番で提供されます。

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そのため、

 

コース料理の注目が入った場合は、次の料理の提供のタイミングが重要になってきます。

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単品の場合は、料理の提供が遅れること以外を除けばある程度こちら側のタイミングで料理の提供ができます。

 

そのためこの頃の自分は、

 

作る側としては単品の注文の方がありがたいと思っていました。

 

 

実践初日ということもあり、内心

 

「今日はお客さんがたくさんこないといいな…」

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と思いながら職場に向かいました。

 

 

実際にお店が開店して、しばらくの間はお客さんが来ませんでした。

 

私の心の中は

 

「いつお客さんが来るのだろう」

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というドキドキした気持ちでその時を待っていました。

 

初めて自分の料理にお金を払って食べてくれるお客さん

 

になるので、

 

「美味しかった」

 

と言って帰ってもらいたいという気持ちでいっぱいでした。

 

 

開店からしばらくして、カップルのお客さんが1組入ってきました。

 

私は、

 

「ついにこの時が来たか!」

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という気持ちで、何の注文が入るのかドキドキしながら待っていました。

 

そして少し経過した後、

 

オーダーをとり終えたスタッフが私にとって人生初となるお客さんからの注文を読み上げました。

 

 

「コース料理2つ!」

 

オーダーが入った瞬間、一瞬だけ

 

「おっ⁉︎」

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と驚いたものの、次の瞬間からコース料理のメニューの流れを必死に思い出していました。

 

最初は前菜なので、特に作るようなものはなく問題なく捌いていきました。

 

問題はここからでした…

 

 

前菜などの対応をしている間に、

 

新たなお客さんが数名入ってきたみたいでした。

 

ここで「みたい」だと表現したのは、そのことに私自身が気づいてなかったからです。

 

前菜提供し終えて、ほっと一息つこうとした次の瞬間に

 

新たな注文が2テーブル分入りました。

 

しかも、1テーブルは単品の注文。

 

もう1テーブルはコース料理の注文でした。

 

いきなり同時に2つの注文が入り、私の頭の中は一瞬真っ白になりました。

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気を取り直して、必死で何からしようか考えます。

 

その結果、

 

私は単品の方から対応することにしました。

 

ちなみに、単品の注文は

 

•唐揚げ

•刺身

•焼き鳥

•たこ焼き

お好み焼

•えだまめ

 

などなど注文が入っていました。

 

私は注文表を見るなり、

 

唐揚げ

 

から手をつけることにしました。

 

なぜこれだったのか…?

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注文表の1番上に書いていたからなのか、

それとも苦手分野だったから敢えてこれを選んだのか、

 

その理由はわかりませんが

 

迷わずこれを選びました。

 

 

唐揚げは、前日に不安を抱いた揚げ物です。

 

 

今思い返しても、なぜこんな挑戦的なチョイスをしたのか全く理解できません笑

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とにかく、唐揚げを作るために私は動き出しました。

 

鶏肉に衣をつけて油の中に入れていきます。

 

 

そこで私は、

 

この唐揚げをミスすることなく作ることに集中しました。

 

正直、それから何分経ったかはわかりません。

 

「もうここまですれば大丈夫でしょう‼︎」

 

と思えるくらい揚げた後、自信を持ってお皿に盛り付けてホールの人に出来た唐揚げを渡しました。

 

「よし!できたぞ‼︎」

 

そう思ったのも束の間、

 

ホールの人の一言で再びパニックに陥りました。

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「○○テーブルのお客さんが料理はまだか?と言っています」

 

 

 

そう言い残してホールの人は唐揚げを運んで行きました。

 

私はそれを聞いた瞬間、一瞬何のことかわからずに、そのテーブルの人が注文したメニューの確認をしました。

 

それを見て私は血の気が一瞬で引いていくのがわかりました。

 

料理が来ていないと言っていたお客さんは、1番最初に来ていたカップルだったのです‼︎

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初めてのお客様だったので、この人たちからは絶対に

 

「美味しかった」

 

と言って帰ってもらいたい、そんなことを思っていたにも関わらず、

 

他の注文に気をとられていて完全に彼らの存在を忘れてしまっていました。

 

しかも彼らが頼んだのはコース料理です。

 

メインとなる料理を作らなければなりませんが、それ以外にも単品の注文とコース料理を作らなければなりません。

 

半ば頭の中はパニック状態になり、何から手をつけていいのかすらわからない状況でした。

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日本食レストランでのトライアル最大の危機と言って良い状況でした。

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果たしてこの状況をどうやって乗り越えたのか!??

 

気になる結末は次回の記事で紹介させていただきます。

 

ここまで読んでいただいた方ありがとうございました!

 

次回の記事もよろしくお願いします。

 

 

 

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