オーストラリアのワーホリで得たかけがえのない財産。親友Vickyとの出会い①
ワラビーの死体事件の衝撃から落ち着いた頃、オーナーから「明日、昔ここでWWOOFしていた子が1日だけ泊まりにくるから」と突然言われた。
やっと生活のリズムが整いだした頃だったので、正直ビックリした。
今となればこの出会いが、親友Vickyと出会うことになったきっかけて凄く貴重なものなのだが、当時はよくわからない人があの狭い小屋に入ってきて生活するというのに少しストレスを感じていたかもしれない。
トイレだって外におがくずトイレがあるが、あれを共有するのは少し抵抗もあった。
ただここはオーストラリア。
日本では出来ないことをと思いオーストラリアに来た自分としては、日本にいたときのように物事の変化に対してネガティブに捉えてはいけないと思い、前向きな気持ちでこのことを捉えることにした。
次の日の昼頃、一台の車がオーナーの家の前に止まった。
当時はオフシーズンであまり旅行客も来ない状況だったので、誰か人が来たことはすぐにわかった。
今日来る予定の人は読み方が英語名の人だったので、きっと英語圏の人かヨーロッパの人が来るだろうと勝手に想像していた。
しかし、車から降りて来たのはアジア系の女の人が2人だったため、あー旅行客がきたのか〜なんてことを思っていた。
そうしていると、オーナーはその女性2人と会うなり、ハグをして凄く嬉しそうに話しだした。
友達か何かかな⁇って思っていたら、オーナーから「この子が以前WWOOFしてた子だよ」っと紹介された。欧米系の人だと思い込んでいた自分の頭の中は一瞬「???」となったが、そのまま何事もなく自然と会話した。
恥ずかしながらここに来るまで、イングリッシュネームなるものがあることを知らなかった。
日本人の場合、自分の下の名前の呼び方を海外でも使ってる人が多いイメージだったので(例えば「山田太郎」という名前ならTAROとかいう感じ)、まさかMichelleやVickyなどといった全く別の人の名前を使うことなんて想像してもいなかった。
これは多分、自分が知らなかっただけの話だとは思うが、名前から想像するのは危険だということを思い知らされた場面でもあった。
VickyはWWOOFしていた子の付き添いで来た子だった。
正直、最初の印象は無愛想な感じだったので、まさかここまでVickyと仲良くなるとは全く思ってもみなかった。
そしてこの出会いが、自分達のワーホリライフに大きな影響を与えることになった。
次に続く
※番外編