《安定した収入》チェリーソーティングの仕事内容とは!?

 

※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。

 

前回の記事では

 

「なぜチェリーソーティングの仕事を選んだのか?」

 

という理由について話をしました。

 

 

今回は

 

チェリーソーティングの仕事が具体的にどういうものなのか?

 

という点について書いていきたいと思います。

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まず、皆さんは今まで工場のようなところでライン作業をしたことがありますでしょうか?

 

私の場合、日本にいるときは事務職だったのでこのような仕事の経験は全くありませんでした

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仮に「経験がある」という方ならわかるかと思いますが、ライン作業って本当に単調で変化があまりありません。

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仕事の始まりから終わりまで同じ作業を延々とする感じです。

 

こういう作業系の仕事って人の性格によって向き、不向きがあるかと思います。

 

特に

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•人とあまり関わりたくない

•黙々とやる仕事が好きだ

•ガツガツ働いて稼ごうとは思わない

•暑い外での作業より、室内での作業が好きだ

 

という人には凄く向いていると思います。

 

それに対して、

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•仕事に対して常に変化を求める人

•仕事に対して成果を求める人

•コミュニケーションをとりながらノビノビとやりたい人

 

などはあまり向いていないかもしれません。

 

なぜなら、この後でも述べますがチェリーソーティングは

 

•「成果」というものが目に見えにくく

•「変化」も殆どない

 

仕事だと言えるからです。

 

チェリーピッキングの場合、

頑張れば頑張った分だけ「給与」という形で「成果」が見えますが、

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チェリーソーティングの場合、

頑張ったからといって「給与が上がる」わけでもありません。

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頑張っても頑張らなくても給与はもらえますし

 

個人が評価されることもありません。

 

また別の言い方でいえば、

 

チェリーピッキング

 

体力仕事

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であるのに対して、

 

チェリーソーティング

 

精神力がいる仕事

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であると言えます。

 

そのため何の仕事でもそうだとは思いますが、チェリーソーティングの仕事が合う人と合わない人がいます。

 

少し前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思います。

 

では早速、

 

チェリーソーティングの仕事内容はどういうものか?

 

という問いについてですが

 

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チェリーソーティングの担当するポジションによって変わってくるので、そのポジションごとに話をしていきたいと思います。

 

担当するポジションは大きくわけて

 

1•チェリーの品質チェック

2•「1」でチェックしたものの取り残しがないかのチェック

3•箱詰めする前の最終チェック

 

の3つあります。

 

つまり、「1」→「2」→「3」のラインでチェリーをチェックしていくことになります。

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簡単に言うとベルトコンベアーに乗って流れてきたチェリーを「1」→「2」→「3」の順でチェックするイメージです。

 

それでは1についてですが、

 

多くのチェリーソーティングの人はこの仕事を担当

 

することになります。

 

具体的に何をするのかというと、

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A•傷のついたチェリーがないか?

B•枝が2つついているチェリーがないか?

C•枝が外れた実だけのチェリーがないか?

D•色の悪いチェリーがないか?

 

等をチェックして、

問題があるものは除いていきます。

 

Aについては、

 

チェリーピッカー達が採るチェリーは、基本的にボックスを満タンにすることを目的としてしか採っていません。

そのため、

 

傷んでいるチェリーか?

そうでないチェリーか?

 

というのは

彼らにとっては問題ではない

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ので、傷んだチェリーも当然収穫します。

 

当然こういった傷んだチェリーは商品として出荷できませんので、チェリーソーティングの人たちの手によって1つ1つ手で取り除かれていきます。

 

では、どのような傷があるのかというと

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•虫が食った後があるもの

•雨の影響でチェリーに穴が空いているもの

•熟しすぎててブヨブヨになってしまっているもの

 

などが挙げられます。

 

次にBとCについてですが、

 

こちらも同様にチェリーピッカーたちにとっては、監視員に見つからなければどうでも良い部分なので

(詳しくはこの記事を見てもらえればわかります)

 

この辺は気にせずボンボン採ってきます。

また、チェリーピッカー達がちゃんと採っていても、

 

チェリーを運んでいる時や、

チェリーのソーティングレーンに入れたとき

など、

移動時に枝が実から外れてしまうこともあります。

 

こういった物は、いくらチェリーの実自体は品質的に問題なくても商品として出荷はできないので除かれる対象になります。

※枝と実がセットじゃないと商品として出荷できないなんで何なんだと最初は思いましたが、確かに枝が外れたチェリーはその後の傷む速度が早いので、そういった面からも除かれる対象になっているのかもしれません。

 

最後にDについてですが、

 

こちらも、チェリーピッカー達にとっては、

 

そのチェリーが熟しているチェリーか?

熟しすぎていて腐る直前のチェリーか?

 

というのはどうでも良い問題なので当然収穫します。

 

しかし、これらはもちろん商品としては出荷できないので、除かれる対象になってきます。

 

このように主に4つの項目をチェックしながら、チェリーの振り分けを行っていきます。

 

これは

1〜3のどのポジションの人も同じチェック項目

でチェックしていきます。

 

ここで、

 

「はっ?それじゃあ1がソーティングをした後をチェックする、2と3のポジションの人が楽じゃん!!」

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と思った方がいるかと思います。

 

しかし、2や3の人たち

このチェック以外の他の作業が付帯している

ため、

必ずしも2と3の方が楽だとは言えません。

 

では2の人は何をしているのかというと、

 

•「1」の取り残しをチェックしながら、箱にチェリーを入れ且つ重さを測っています。

 

これだけを聞くと、 

 

「やっぱり楽じゃないか?」

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と思われる方もいるかと思いますが、

 

「1」の取り残しのチェックは1人に対するものではありません。

 

つまり、6〜7人が行った「1」のチェックの後のチェリーを

全て「2」の人がチェック

することになります。

 

ということはこれが何を意味しているのかというと、

凄い量のチェリーが「2」に集まってくる

ことになりチェリーを振り分けながら、手際よく箱に詰めて重さを測る必要があるといえます。

 

仮に「1」の人がサボれば、

 

当然「2」の人が除かなければならないチェリーの量が多く

 

ことになり、さばく量も当然増えます。

 

しかも「1」の人は複数人いるので、

 

誰がサボっているのか?

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というのが特定されにくいのが実情です。

 

レーンに横一列に並んで作業するので、

 

1番最初の人がサボっても、次の人が捌いてくれますし、仮に次の人がサボっても、またその隣の人が捌いてくれるので皆気楽に作業しています。

 

「2」のところに捌くべきチェリーが多く回ってくる

 

ということは、

 

これら複数人の人のチェックをすり抜けてきたものだ

 

といえます。

 

ここまで聞いていると

 

「じゃあ結果的に「3」の人が楽なんじゃないか?」

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と思われるかもしれませんが、

 

「3」は「3」でそれなりに大変です。

 

なぜなら、「3」は

 

•箱の蓋を被せる前のチェリーの最終チェック

•「2」が行った重さが規定のものであるか

•箱の蓋を被せる

 

の3つをしないといけないからです。

 

これだけ聞くと、

 

「要は重さを測って、箱を被せるだけでしょ?」

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と思うかもしれませんが、

 

「2」の人は大量のチェリーを捌きながら箱に入れて重さを測っている

 

ので、

 

計量もある程度適当

 

にやってたりします。

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すると「3」で微調整しなければならず尚且つ、除かないといけないチェリーがあればその分時間をとられます。

 

特に「3」の人は、

 

このポジションの作業が遅れると、

 

連動して「2」→「1」の人たちの作業の遅れ

 

に繋がり、場合によっては

 

ストップしてしまう可能性

 

があります。

 

別の記事でも書きますが、

 

これはボックスルームの人たちの作業も止めてしまうことになるため、

 

重要なポジション

 

だと言えます。

 

作業が遅れたり、ストップしたりするということは当然、無駄な給与を会社側は払うことになるので責任は重大だといえます。

 

そのため、「3」のポジションを担当する人は大体、

 

毎年やっている経験者であることが多い

 

といえます。

 

 

このようにチェリーソーティングの仕事は

ポジションごとに役割

があり、

 

基本的に1つのポジションを

 

朝から晩までやる

 

ことになります。

 

ここまで長々と書いてきましたが、

 

じゃあ実際にチェリーソーティングの仕事をやってみてどうだったのか?

 

という点を次回の記事では取り上げたいと思っています。

 

それでは!

 

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