《鉄則》チェリーの仕事で稼ぎたいなら、ボーナスは必須。その条件とは!?

 

前回の記事では、

「ペアが微妙だったときに監視員に替えてもらうポイント」

について紹介しました。

 

今まで6つの記事に渡ってチェリーピッキングのコツを紹介してきましたが、早いもので今回が最後のコツの紹介になります。

 

今回、最後に紹介するのは

 

「シーズン最後までやりきれ!」

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というものです。

 

 

まず、チェリーのシーズンは2週間〜3週間しかありません。

出来が悪い時期10日間くらいしかないときもあります。

 

これを聞いた皆さんは

 

「そんな短期間なら普通にシーズン終わりまでいるっしょ?」

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と思われる方が多いかと思います。

 

しかし、実際はシーズンの最後まで働いく人は6割〜7割くらいしかいないのが現実です、

 

なぜこのようなことが起きるかというと、

 

•シーズン終わり頃は良いチェリーがあまり残っていない

 

•次の仕事ために他のファームに行く

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からです。

 

1については

 

スーパーなどでタスマニアチェリーを見てもらうとわかりますが、チェリーは結構高い値段が付いています。

 

しかもWoolworthsやColesなどのスーパーで売られている物は、品質的に普通かそれ以下のものが売られています。

 

品質の良いチェリーは全て高そうな箱に箱詰めされて、富裕層向け(主に中国)に出荷されます。

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チェリーピッキングで食べ頃を迎えたチェリーは、品質が落ちる前に早く収穫する必要があります。

 

お金になる富裕層向けの高品質なチェリーは特に早く収穫する必要があります。

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となると何が起きるかというと、

 

品質の良いチェリーは、シーズン始めの方に短期間で収穫する

 

ことになります。

 

そのため、シーズンの始めの方は良いチェリーの木に当たることが多くなります。

 

そうなると当然品質がいまいちなものについては、後回しにされているのでシーズンの終わり頃に回ってくることになります。

 

ここでいう品質の良い•悪いというのは、簡単に挙げると

 

•ある一定の大きさがあること

•色、光沢がいいこと

 

などです。

 

私たちチェリーピッカーに影響があるのは、特に「大きさ」の部分になります。

 

これが何を意味するかというと、単純に

 

一箱ボックスを作るのにかかる時間の差

 

に直結します。

 

つまり、シーズンの後半になると大きなチェリーが少なくなってくる関係で、

 

「一箱作るのに時間がかかってしまう=あまり稼げない」

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という状況が生じることになります。

 

この辺は、チェリーピッカー達は作業をするなかで薄々気づいてくるみたいで、シーズンが進むにつれて段々と人の数が少なくなっていくので、肌で感じることができると思います。

 

次に2についてですが、

 

チェリーピッカー達は、旅をしながら基本的にいろんなファームを転々としている人が多いです。

そのためシーズンが終わりに近づくと、

より長く働ける給与の良いファームに移動し始めます。

 

なぜなら、他のファームの仕事も早いもの勝ちのようなものなので、シーズンが終わって一斉に皆が他に動き出す前に動いた方が特だと考えるからです。

 

特に良くあるのが、今あるチェリーファームから他のチェリーファームにハシゴするパターンです。

 

チェリーファームによってスタート時期が1〜2週間前後異なるので、遅くスタートしたファームに移動してチェリーもっと稼ぐという人も多いです。

 

この辺は自分たちが次、どこで何の仕事をしたいか?によるので、一概に

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「動かずシーズン最後まで居ろ!」

 

というつもりはありません。

 

ファームジョブは本当に情報戦と人脈戦だと思いますので。

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こんな感じで、シーズンの終わりにはチェリーピッカーの数が減りがちになってきます。

 

ファーム側としては、

販売できるチェリーがまだあるからそれを

採り切りたい

という思いがあり、出来るだけワーカーには残って欲しいと思っています。

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日本みたいに情に訴えかけて、感情論で引き留めるやり方はオーストラリアでは通用しないので、もちろんファーム側も引き留めるための方法を考えることになります。

 

それではどういう方法で引き留めるのか?というと、よくあるのがシーズン最後までやり切ると

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•ボーナスが貰える

•次のファームジョブを紹介してもらえる

 

という形で引き留めようとします。

 

ボーナスについては

 

例えば、通常一箱あたりが$7.5だったとすると、これに1ドル上乗せして$8.5で計算し、今まで払った給与との差額分を追加で支給してくれます。

 

これって結構ありがたいことで、

 

例えば1日32箱を14日間採ったとすると

 

通常→$7.5×32箱×14日間=$3,360

ボーナス→$1×32箱×14日間=$448

 

という形で$450くらい貰えることになります。

 

当然採っている箱の量が増えれば増えるほどボーナス支給額は上がるので、かなりありがたいものだといえます。

 

 

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次に仕事の紹介については、よくあるのが

 

•アップピッキング

 

の紹介です。

 

アップルピッキングについては、ちょうどシーズンが重なるのかわかりませんが、ファーム内にアップルを育てているエリアがあり、そこで仕事を引き続きさせてくれるというパターンがあります。

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知り合いが実際に紹介されてこのアップルピッキングの仕事をやっていましたが、チェリーまでとはいきませんがそれなりに稼げたという話でした。

 

この他にも、チェリーのソーティングの仕事を少しさせてもらえたり、他のファームを紹介してくれたりといったことがあります。

 

 

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※あくまでもシーズン最後までやったオマケみたいなものなので、この辺の仕事紹介については凄い期待をしない方がいいかもしれません。

 

いずれにせよ、ボーナスが貰える上に仕事の紹介までしてもらえる可能性があるというのは、シーズン最後までやる価値はあるんじゃないかなと思ったりします。

 

この辺については、

 

「いや、俺(私)は自分の力で条件の良い仕事を見つけてやる!」

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っていうモチベーションの人には、今回の情報はあまり響かないかもしれませんが、それ以外の人には少しは意味があったのではないかと勝手に思ってます。

 

以上、簡単ではありますがチェリーピッキングの7つ目のコツの紹介でした!

 

ここまでこのチェリーピッキングの仕事シリーズに長くお付き合いいただきありがとうございました。

 

中盤の記事でかなり力を入れて書いたため、最後の記事は物足りないかもしれませんが許してください!

 

次回はチェリーのソーティングの仕事について書いていきたいと思ってます。

 

それでは!

 

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※ワーホリから帰国後に妻と結婚し、今は子供も産まれて普通の生活を送っています。ワーホリ帰国後の生活を綴った動画をYouTubeにアップしてますので、興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。