《ツール編》オーストラリアのチェリーピッキングはハシゴを乗りこなせ

 

前回の記事で、チェリーピッキングの1つ目のコツとして「休憩をしない」という話を紹介しました。

 

 

今回は2つ目のコツである「自分の近くにハシゴを置いておく」をとりあげていきたいと思います。

 

これは前々回の記事でも少し書きましたが、基本的にハシゴでの作業は時間のロスに繋がります。

ただ、全てチェリーを採りきらないと次のレーンには行けないので、この作業は避けては通れない部分になるといえます。

f:id:tasmanialove:20210630185242j:image

中にはペアになった人が、2mくらいの長身でハシゴを使わなくても高いところにあるチェリーをガンガンとってくれるパターンもあるが、2mクラスの人がいっぱいいるわけではないので変な期待をするよりは、自分で採ることを考えた方が良です。

 

それでは本題に入りますが、ハシゴについては

 

1.仕事が始まる前にハシゴを確保しておく

2.ハシゴは次の木に移るときに一緒に移動させる

3.ハシゴは作業する方向に向かって足場を立てる

 

の3つの点を注意すれば良いと思ってます。

 

f:id:tasmanialove:20210630185302j:image

 

まず1つ目の注意点ですが、ハシゴ自体は各レーンにいくつもあるわけではありません。

 

f:id:tasmanialove:20210630185348j:image

 

基本的には1人最低1つはハシゴが使えるように設置はされているが、なかには無かったりすることもあるので仕事が始まる前にチェックしておく必要があるといえます。

 

仮に、ハシゴがないことに仕事が始まって気づいた場合、ハシゴ探しに奔走しなければならなくなる可能性があり、それだけでも時間のロスになります。

 

私も一度だけハシゴの存在を忘れて仕事を始めてしまい、途中で気づいてハシゴを探し回るはめになった経験があります。しかもその時は、かなり良いペースでチェリーが採れていただけあって、かなり悔しい思いをしたのを覚えています。

 

なので、ハシゴがどこにあるかは必ず仕事が始まる前に確認しておいた方が良いと思ってます。

 

※そして不具合があるハシゴの場合、取り替えてもらいましょう。

f:id:tasmanialove:20210630185435j:image

これは意外と無視している人も多いです。

少々不具合があってもハシゴとしては使えるので、替える必要がないと思う人もいるかと思いますが、これを放置してると大事故に繋がる可能性もありますし、何よりぐらついて作業スピードにも影響があるかと思います。

 

聞いた話では、壊れかけているハシゴを使って作業していた日本人がハシゴから落ちて、太ももに鉄の棒?だったか杭?だったかは忘れましたが刺さって、救急車で運ばれるという事故があったそうです。

f:id:tasmanialove:20210630185444j:image

その後手術をして治ったけれど後遺症が残ってて、尚且つその人は無保険だったので何百万という医療費を支払わなければならかったということでした。

 

稼ぎにきているのに、ハシゴで怪我をしてしまえば逆にマイナスですし、その後の自分の人生にも影響があるのでこの辺は楽観的に考えず、替えられるものは替えた方が良いと思います。

 

(何故この話を知っているかというと、また別の記事で書きますが、自分たちもある大事故に遭遇して、いろいろな人の助けを借りた際にタスマニアに永住している日本人の人から聞いたからです。)

 

っとちょっと怖い話になってしまいましたが、それくらいハシゴは一歩間違うと危ないということです。皆さんもご注意を!

 

次に2つ目の注意点についてですが、これは意外と忘れます。

「よし!どんどん採るぞ!」というモチベーションで集中して作業していると、どうしてもチェリーの方ばかりに目がいき、ハシゴの存在を忘れてしまいがちになります。

f:id:tasmanialove:20210630185457j:image

ハシゴが必要になって、気づいたときには遠くにハシゴがあったりといったことが結構あります。

 

それから、ハシゴを置きっぱなしにしていると、他のピッカー達が余ってるハシゴだと思って勝手に取って行ったりします。

そうなるとハシゴ探しに時間を費やすことになるので、ハシゴは常に身近に置いておくことをおすすめします。

 

最後に3つ目の注意点ですが、ハシゴにまたがって作業する人が結構いますが、これはバランスを崩しやすくて作業も遅くなります。

客観的に見ると、見た目は良いかもしれませんが後ろにバランスを崩しやすくて結構な割合でこけます。

自分もアップルピッキングをしているときに、楽だったのではしごを跨いで作業していたら、バランスを崩して後ろから豪快に落ちた経験があります。

幸い地面に何も物がなく、下が柔らかい土だったので手首の捻挫くらいで済みました。

 

※ハシゴの使い方については、詳しく書いてあるサイトがあったので、下にリンクを貼っておきます。

 

ハシゴは足場の方を垂直に(作業面に対してAの形になるように置かない)置いて作業するようにしましょう。

 

ハシゴを跨いで作業をした場合と、階段に両足を乗せて作業した場合だと、ハシゴを跨ない方が手の届く範囲が明らかに広いです。

また、ハシゴから降りて次に移動するときも、跨ない方が移動がスムーズです。

跨いでいる場合、ハシゴから降りるときに足場の部分に靴が引っかかってつまずく可能性があり危険です。

 

最後に、上記に挙げたもの以外の注意点として、高い位置にチェリーがあってハシゴを使っても採るのがかなり難しいものについては、無視して次に行きましょう。

そこを頑張って採って怪我したり、時間をロスしたりするリスクと監視員に注意されるリスクを天秤にかけたときに、監視員に注意されるリスクの方が低いといえるので無視して大丈夫です。

 

仮に監視員に何かいわれたら、ハシゴを使っても取れなかったと正直に言えば、何も言われません。

(監視員に目をつけられてる場合は別ですが笑)

 

といった感じで今回は、チェリーピッキングをする際の2つ目のコツと注意点について紹介しました。

 

次の記事では3つ目のコツである「監視員の人と仲良くなっておく」について紹介していきたいと思います。

 

それでは!

 

ブログ村のランキングに参加中です。 気に入ってくださった方は下のボタンをクリックして応援してください。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

 

※番外編